メディカルアロマ・不安を取り除くことで安心する認知症患者
寒くなって来ると
あたたかいものが本当に愛おしく
なってきますよね。
それは、暖かい部屋だったり
温かい食べ物だったり
温かい飲み物だったり
暖かい仲間とのふれあいだったり
あなたが、もし若い年齢だとしたら
親の気持ちを感じることが
できるでしょうか?
今日、偶然電車の中での
親子の会話を耳にしました。
どうも、一人暮らしを始めたばかりの娘さんとお母様のよう
娘さんのところに来ていた母親が帰るのでしょうか?
娘さんはしきりに
【お菓子とか、お米を送ってね】とか食材何でもいいから
飲み物のペットボトルもねとか
とにかくいろいろなことを
頼んでいました。
お母様は返事をするでもなく
周りの乗客の目を気にしているのか
何も言いません。
私は、笑える気持ちと
ひとり暮らしをするなら
親からの援助を期待するな!
そんな気持ちとが混ざった感情を
覚えましたが
人ごとだからと聞き流していました。
きっと一人暮らしでさみしいのかもしれない
お金の不安もあるのかもしれない
そんな風にも思いました。
実は、認知症患者も不安を沢山抱えています。
なぜ、忘れてしまうことが多くなって来るのか?
今、話していた内容が忘れてしまい
また同じことを何度も聞いたり
言ったりします。
それは、本人の意識の中では
分からずに起こっていることなのだと思いますが
できなくなっていくことや
わからなくなって行くことの不安を
抱えながら生活していきます。
でも、本人が一番不安でさみしいはずなのです。
家族が認知症になって行くと
本人以外の家族は戸惑いと
なぜ、同じことを言ったり
繰り返したりすることに疑問を持ち
つい怒りたくなってしまいますが
私は母が認知症になってからの
6年間
一度も母を叱ったことがありません。
なぜそう思うのかと聞かれたら
認知症も病気なのだから
病気を発症していしまった母を叱れなかったのです。
先日も
芳村真理さんの番組を見たときも
同じことを思いましたが
認知症になってしまった家族を
受け入れる気持ちは
並大抵のことではありませんが
真里さんも同じことをしていた
ということを知りました。
認知症の家族に
何を言われても、否定しないこと。
たとえば
【あなたはもう帰りなさいね。】と
意味不明なことを言われても、
その場で、ここは私の家よとか
帰れなんて何を言うの?
などの否定的な言葉を返さないこと
なのです。
真里さんも同じように、その場は
【はいわかりました。】
【もう帰りますね。】
と言って家を出て、
しばらくして
家に帰ったそうですが
それが一番いい方法だと思います。
私の母も同じで
娘の私が判らなくなり
誰なのこの人は?というような
不安そうな目を私に向けていました。
そんな時には、決まって
大丈夫だから!と
手を握ってあげていました。
手を握った時も
否定されたら、それ以上はしない
ただ、笑いかけてあげると
落ち着くようで
笑い返してくれていました。
6年以上の長い年月
認知症になっていた母は
一番辛く寂しく
不安だったはずなのですが、
2年前にこの世を去った時は
最後まで娘の名前を呼ぶことも無く
私に最後のお別れの意味でしょうか?
涙を流していましたが、逝くことがさみしそうでした。
今では、もっと何か母のために
してあげたかったと思いますが
アロマで認知症が改善するかもと
知ったのは
それから1年後でしたから。
お読み頂き
ありがとうございました。
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